ブログを始めたばかりの美容室のみなさん、こんにちは。せっかく記事を書いても、誰にも見つけてもらえなかったら、少し寂しいですよね。
「キーワード選定とは何かを最初に理解する」「ブログのキーワード選定のやり方で大切な考え方」「SEOのキーワード選定方法には優先順位がある」など、聞いたことはあるけれど、難しそうで手が止まっている方もいるかもしれません。
この記事では、難しい道具や専門用語を使わずに、今日からできるキーワード選定のやり方を丁寧に解説します。お客様が口にする言葉から候補を並べる方法、検索窓の候補から隠れたニーズを拾うコツ、そして上位記事の見出しから使える言葉を探す視点まで、一つの流れでお伝えしますね。
キーワード選定の方法を今のお客様に近い順で決められるように、一緒に考えていきましょう。
・今日から使える具体的な手順がわかる
・高いツールがなくても始められる安心感が得られる
・お客様のリアルな声を記事に活かすコツが身につく
・記事制作を外注する場合の判断軸が見えてくる

ブログのキーワード選定のやり方を基本から学ぶ
キーワード選定とは何かを最初に理解する


キーワード選定って、なんだか特別な作業に思えてしまいます。難しい言葉を覚えないといけないのでしょうか。

そんなことはありませんよ。キーワード選定は、お客様が検索するときに打ち込む言葉を想像して決める、とても身近な作業です。
キーワード選定とは、ブログ記事を読んでほしいお客様が、検索サイトでどんな言葉を入力するかを考えて、記事のテーマとなる言葉を決める作業です。たとえば「美容室 前髪 セルフ」のように、お客様が知りたいことや困っていることが、そのまま言葉になっています。
この言葉を事前に決めておくと、記事の内容がぶれずにまとまります。また、検索結果に表示されたとき、お客様の知りたいことに合った記事だと伝わりやすくなるのです。
つまり、キーワード選定は、お客様と記事をつなぐ最初の架け橋のようなものです。難しく考えるよりも、お客様の頭の中を覗くつもりで始めてみてください。
ブログのキーワード選定のやり方で大切な考え方


たくさん言葉を並べた方が、多くの人に見つけてもらえると思っていました。それは違うのでしょうか。

1つの記事に欲張ってたくさんの言葉を入れるよりも、1つの記事で1つの疑問にしっかり答える方が、読んだ人に響きやすいですよ。
ブログのキーワード選定でいちばん大切なのは、検索する人の気持ちを想像することです。「この言葉で検索した人は、何を知りたいのだろう」と考えることが出発点になります。
たとえば「美容室 縮毛矯正 痛む」と検索する人は、施術後に髪が痛むことを心配しています。その不安に答える記事なら、きっと丁寧に読んでもらえるでしょう。
一方で、単に「縮毛矯正」だけをテーマにすると、話の範囲が広がりすぎて、記事がぼんやりしてしまいます。ですから、お客様の具体的な不安や疑問が含まれた言葉を選ぶことが、ブログでは特に重要です。
キーワードは「記事のタイトル」になるだけでなく、記事の中で答えるべき「お客様の質問」でもあります。選んだ言葉が明確なほど、記事の方向性も定まります。
SEOのキーワード選定方法には優先順位がある


SEOのキーワード選定と聞くと、データや分析が必要なイメージがあります。小さなお店でも同じようにやるべきですか。

データも役立ちますが、まず優先したいのは「今のお客様が本当に話す言葉」です。そこから始めるのが、小さなお店には合っています。
SEOの専門的な手法では、検索の多さや競合の強さを数値で調べることもあります。しかし、最初からデータを追いかけると、目の前のお客様が見えにくくなってしまうかもしれません。
小さなお店のブログでは、今の売上につながりやすい言葉を優先して選ぶと良いです。具体的には、来店したお客様から実際に聞かれた質問や、予約時の会話に出てきた言葉が該当します。
検索される数が多い言葉が、必ずしもあなたのお店に合うとは限りません。たとえば全国で人気のヘアスタイルよりも、あなたのお店の近くでよく聞かれる「雨の日のスタイリング」の方が、来店につながる可能性は高いでしょう。
道具なしでできるキーワード選定のやり方を手順で解説
お客様が口にする言葉から候補を並べる

お客様の言葉を集めるといっても、普段の会話を忘れてしまいそうです。どこにメモしておくのがよいですか。

スマホのメモ帳や小さなノートで十分です。会話の後にすぐ書ける場所を決めておくと、続けやすいですよ。
まずは、サロンワークの中でお客様が実際に口にした言葉を集めましょう。たとえば「朝のスタイリングがうまくいかない」「前髪がすぐに浮いてしまう」といった、日常の困りごとがそのまま候補になります。
この作業でのポイントは、専門用語に置き換えないことです。お客様が「トリートメント」と言ったら「トリートメント」のまま、「根元がぺたんこ」と言ったらそのままメモしておきます。
候補は、頭の中で覚えておくのではなく、目に見える形で書き出してみてください。10個、20個と並べていくうちに、自分のお店のお客様が何に興味を持っているかが見えてきます。
お客様の言葉は、スタッフ同士の会話の中にも隠れています。「そういえば、こんな質問が多かったね」という話題を共有する時間があると、候補がさらに増えます。
また、ブログのネタ探しに悩んだときの基本は、こちらの店舗ブログのネタが尽きない出し方|お客様の声から拾うでも詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。
検索窓の候補から隠れたニーズを拾う

検索窓の候補って、文字を入力すると出てくる予測のことですよね。あれも参考になるのですか。

はい、とても参考になります。たくさんの人が実際に検索した言葉が並んでいるので、生きたデータと言えます。
次に、検索サイトの窓に「美容室」や「ヘアケア」など、大きなテーマの言葉を入れてみてください。すると、その後に続く言葉が自動でいくつか表示されます。
たとえば「美容室 予約」の後に「キャンセル」「クーポン」「メンズ」などが出てきたら、それらは皆がよく検索している証拠です。この中に、あなたのお客様に当てはまりそうな言葉がないか探します。
検索窓の候補は、お客様が言葉にしにくい本音や、調べたいことのヒントが詰まっています。「美容室 プレゼント」のように、自分では思いつかなかった視点も得られるでしょう。
上位記事の見出しから使える言葉を探す

他のお店のブログや記事を見てもよいのでしょうか。真似をしているみたいで、少し気が引けます。

ご安心ください。言葉やテーマを参考にするのはよくあることです。文章をそのまま写すのとは違いますからね。
検索結果で上位に表示されている記事は、多くの人が読みたいと感じた内容です。その記事の見出しを上から下まで眺めてみましょう。
「失敗しない」「初心者向け」「○○のコツ」といった言葉が並んでいたら、それらは悩みを持つ人が知りたいことの表れです。中でも、あなたのお店のお客様に近い内容を1つ選んでみます。
ただし、上位の記事と同じことを書こうとすると、内容が似てしまいがちです。ですから、参考にするのは「言葉の選び方」や「どんな疑問があるのか」という部分までにしておくと安心です。
他の記事の文章や構成を、そのまま自分のブログに使うことは避けてください。あくまでお客様の視点を知るためのヒントとして活用します。
キーワード選定の方法を今のお客様に近い順で決める

候補がたくさん並んだのですが、どれから書けばよいのか迷ってしまいます。優先順位の決め方を教えてください。

迷ったときは、最近お店で聞かれた質問、あるいは予約につながりやすい内容を一番上にしてください。それが「今のお客様に近い」状態です。
候補が複数あるときは、以下のような順番で並べてみると、迷わずに選べます。大切なのは、データの大きさよりも、あなたのお店のお客様像との距離です。
| 優先度 | 考え方 | 例 |
|---|---|---|
| 1 | 最近お客様から聞かれた具体的な質問 | 「縮毛矯正した後の髪の乾かし方は?」 |
| 2 | お店のメニューや得意な施術に関係する悩み | 「髪色を長持ちさせるシャンプー選び」 |
| 3 | これからの季節やイベントに合わせた内容 | 「梅雨の日のまとまりやすいヘアアレンジ」 |
| 4 | 少し先の未来に関心があるお客様向けの内容 | 「白髪染めをやめたいときの選択肢」 |
今のお客様に近い順で決めると、記事を書いた後に、そのままサロンでの会話が広がります。「この前ブログに書いたことですが」と紹介すれば、信頼にもつながるでしょう。
キーワード選定のコツは欲張らずに一つ選ぶこと

せっかくなら、1つの記事でいくつもの悩みに答えられたら楽だと思いました。それではだめなのでしょうか。

気持ちはわかりますが、1つの記事で答えられることは1つに絞ると、読んだ人が迷いません。結果として、役立つ記事になりますよ。
キーワード選定のコツは、欲張らないことです。たとえば「前髪のセルフカット」と「髪の傷み」という2つの悩みを1つの記事に詰め込むと、どちらの情報も浅くなってしまいます。
1つの記事で扱うキーワードは、基本的に1つに絞ってください。そうすることで、記事のタイトルも見出しも、内容もすっきりとまとまります。
どうしても複数書きたい場合は、記事を分けるのがおすすめです。1つの記事が1つの質問にしっかり答えられれば、読み手の満足度も高くなり、ブログ全体の質も上がっていきます。
ブログ記事で使いやすい言葉へ整える手順

選んだ言葉が、少し会話っぽすぎて、記事のタイトルにしにくい気がします。どう整えればよいですか。

基本の言葉は残しつつ、前後を整えるだけで大丈夫です。たとえば「どうしたらいいの」を「方法」に変える程度で十分ですよ。
メモした言葉が「前髪 うまくいかない どうしたらいいの」だったとします。これを記事で使いやすい形に整えましょう。
手順は簡単です。まず、いちばん大事な「前髪」という言葉は残します。次に「うまくいかない」は「上手くセットする」や「失敗しない」など、検索で使われそうな言い方に置き換えます。
最後に「どうしたらいいの」は「方法」や「コツ」に変えると、タイトルらしくなります。結果として「前髪を上手くセットする方法」のような形になります。
ポイントは、お客様の言葉の意味を変えずに、少しだけ整えることです。元の言葉を完全に消してしまうと、せっかく拾ったお客様の視点が離れてしまいます。
選んだ言葉で書き続けるために必要な量と目安

1つの言葉で記事を書いても、なかなかお店のブログが充実しません。どれくらいの量を書けばよいのでしょうか。

最初は月に2本から4本を目安に、それぞれ違う言葉で書いていくのが現実的です。数をこなすうちに、お客様の傾向も見えてきます。
キーワードを決めたら、それで書き続けることが何より大切です。とはいえ、毎日書くのは大変ですし、小さなお店では時間も限られていますよね。
現実的な目安としては、月に2本から4本程度がおすすめです。1本ずつテーマを変えて、お客様の異なる質問や悩みに答えていきます。
ある程度の本数を書くと、自分のお店にどんな質問が集まりやすいか、傾向が見えてきます。その流れに沿って、また次の候補を探せばよいのです。
一人でコツコツと書く進め方については、こちらのブログ運用を自分で回す1か月の進め方|一人でやる作業の順番でも、月ごとの流れを紹介しています。よろしければご覧ください。
記事制作を外注するなら月額運用という選択肢

記事を書く時間がなかなか取れません。でも、お店のブログは続けたいと思っています。何か方法はありますか。

記事制作を外注して、月額で運用していく方法があります。書く作業を任せながら、記事の内容や方向性はお店側で決められます。
キーワード選定を含めた記事制作を、外注するという方法もあります。特に、サロンワークで忙しく、書く時間を確保できない方には、現実的な選択肢です。
月額運用では、あらかじめ決めたテーマに沿って、記事の制作を定期的に任せられます。その場合も、ベースになるキーワード選定の考え方は、この記事でお伝えした内容が活きます。
外注するとしても、お客様の言葉を拾っておくことは、記事の質を大きく左右します。お店側が持っている生の声を伝えることで、よりリアルな記事になります。
ブログの運用を外注するのか、自分でやるのかで迷ったときの考え方は、こちらのブログ運用を外注か自分でか|迷ったときの判断基準と選び方が参考になります。判断に迷ったら、あわせて読んでみてください。
キーワード選定のやり方を振り返り今日から動く

キーワード選定の全体像はわかりました。最後に、今日から始めるために何をすべきか整理してもらえますか。

もちろんです。まずはお客様の言葉を、スマホに5つメモするところから始めてみてください。それが最初の一歩になります。
ここまでお伝えしてきたキーワード選定のやり方を、一度振り返ってみましょう。難しい道具は必要ありません。お客様との会話の中に、書くべき言葉はすでにあります。
SEOの観点では、キーワード選定の考え方をより深く知りたい方もいるでしょう。その際は、外部の専門的な解説も役に立ちます。たとえば、SEOキーワード選定のやり方を具体例付きで解説したページ(参考)なども、ひとつの手がかりになります。
今日から始めるなら、以下のことを意識してみてください。
・お客様が口にした言葉を5つメモする
・検索窓にテーマを入れて候補を3つ見つける
・上位記事の見出しを1記事分だけ眺めてみる
・候補を今のお客様に近い順に並べ替える
・1つの記事に使う言葉を1つだけ選ぶ
・選んだ言葉をタイトルとして整える
・その言葉で1本書いてみる
・書いた記事をお客様に紹介してみる
・反応を見て次の候補を集める
・時間がない場合は外注という選択肢を考える
・道具がなくても始められると知る
・お客様の言葉がいちばんの宝物だと理解する
・欲張らずに一つずつテーマを消化する
・書き続けることで傾向が見えてくると意識する
・今日から小さく動いてみる
キーワード選定は、特別なことではありません。お客様の声に耳を傾け、それを記事の形にしていく習慣です。今日のメモが、あなたのお店のブログを育てていきます。


